印刷部
本制作におけるサイズ選びのポイントと選び方を紹介
本制作においてサイズ選びは、読者に限らず本の内容を表現する上でとても大切です。
適切なサイズを選ぶことで読みやすさ以外にも持ち運びの便利さ・表現力の向上など、読者の満足度にも繋がります。
本を作りたいけどサイズの決め方が分からないという人も多いはず。
そこで本記事では、サイズ毎の特徴とニーズに合わせた選び方を紹介します。
本を作りたい人は参考にしてください。
本のサイズと特徴
本制作におけるサイズと特徴を紹介します。

サイズ | 寸法 | 特徴 |
A4サイズ | 210mm × 297mm | 大きくて読みやすい。学術書やアートブックに適している。 |
B5サイズ | 176mm × 250mm | 持ち運びや収納に便利。ビジネス書や小説、ノンフィクションに使用。 |
A5サイズ | 148mm × 210mm | コンパクトで持ち運びに適している。携帯用書籍やガイドブックに使用。 |
文庫サイズ | 105mm × 148mm | 非常にコンパクトで携帯に便利。小説や文学作品に使用。 |
クォートサイズ | 210mm × 260mm | 大型のイラストや写真を豪華に表現するために使用。アートブックや写真集に適している。 |
オーバーサイズ | カスタムサイズ | 大胆な表現や大規模な展示を目的とした特殊なサイズ。アートプロジェクトや限定版に使用。 |
これらのサイズは一般的な目安であり、出版社や印刷会社によって細かなサイズのバリエーションが異なる場合があります。
生活になじみがあるのはA4サイズで、コピー用紙等で目にする機会が多いと思います。
冊子ではよく報告書や議案書で使用され、パンフレットなどでも活用。
文庫サイズは書店で見慣れたサイズですね。
大切なのは、書籍の目的やコンテンツの特性に応じて最適なサイズを選ぶことです。
サイズ選びのポイント

本を制作する上でサイズ選びのポイントについて紹介します。
- 読者層やジャンルによるサイズ選択
- デザインや読みやすさで選ぶ
- 予算に応じて選ぶ
読者層やジャンルによるサイズ選択
想定する読者やジャンルによってサイズを選ぶことは大切です。
例えば大人向けのビジネス書はA4またはB5サイズが多く使用され、子供むけの児童書などはA5や文庫サイズなど、子供が持ち運びやすいものが好まれます。
自分が作る本のターゲットをイメージしてサイズを選びましょう。
デザインや読みやすさで選ぶ
デザインやテキストの読みやすさを重視する際もサイズは重要です。
写真やイラストの美しさをより引き立てたいなら、大きいクォートサイズやさらに大きいカスタムサイズ。
小説のようなテキストを読ませたいなら、文庫サイズが持ち運びが楽で出先でも読んでもらえる可能性がアップします。
読者がストレスを感じないサイズを考えましょう。
予算に応じて選ぶ
印刷会社が対応できるサイズを確認することも大切です。
サイズが合わないと外注経費などにより金額が高くなるからです。
印刷会社が得意とするサイズもありますので、予算や品質のバランスを担当営業と相談しましょう。
読者に合わせたサイズの選び方

読者に合わせた本サイズの選び方について紹介します。
- 持ち運びに適した文庫サイズ
- 読みやすさに適したスタンダードサイズ
- インパクトやデザインを重視した大型サイズ
- 特定のニーズに合わせたカスタムサイズ
持ち運びに適した文庫サイズ
A4サイズやB5サイズを指します。
文字の大きさや扱いやすいなどバランスが良いサイズで、学術書やノンフィクションなど色々なジャンルで多様されます。
企業の報告書などもA4が多く、一般的に多く目にするサイズです。
読みやすさに適したスタンダードサイズ
A4サイズやB5サイズを指します。
文字の大きさや扱いやすいなどバランスが良いサイズで、学術書やノンフィクションなど色々なジャンルで多様されます。
企業の報告書などもA4が多く、一般的に多く目にするサイズです。
インパクトやデザインを重視した大型サイズ
A4サイズやクォートサイズなどは視覚テキストにインパクトやデザインを重要視する際に使われます。
イラスト集や写真集、アートブックなどビジュアル要素が強い書籍にピッタリ。
見開きで大きなイメージを表現できるため、鮮明さを求める場合にも適しています。
特定のニーズに合わせたカスタムサイズ
オーバーサイズやカスタムサイズ特定のニーズに応じたサイズです。
例えばアートプロジェクトやコーヒーテーブルブックなど特別な限定版などに多く利用されます。
特定のテーマやコンセプトに合わせた独自性を表現するといった際に目を引く制作物を作れますが、印刷会社が対応していないサイズの場合はコストが多くかかりますので、よく担当営業と相談しましょう。
本のサイズについてまとめ
本記事では本制作におけるサイズについて紹介しました。
企画や読者に合わせたサイズ選びをすることは、ユーザー満足度に繋がります。
とはいえ大きいサイズになるほど、金額も大きくなりますで、担当営業とよく話をしましょう。
その他にも当工場のブログでは本製作に必要なものと製品が完成するまでのステップについて解説していますので、参考にしてくだい。